2008年5月 5日 (月)

移転

新しいブログに移転しました。これからもよろしくお願いします。

こっちの方が画像でっかく貼れたのです。

Groveling Things

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2008年5月 1日 (木)

IN 奄美大島

P1070764 トカラの次はお船でそのまま奄美に行ったんですが、クソクソ寒かったし、最終日しか雨が降らなかったので大したもんがみれまへんでした。ハブも模様がストライプなのはちょっと良かったんですが、ちっこいし痩せてるし、カメラの調子が良くなかったのでダメダメでしたよ。P1070771

やっぱ耐寒性からいってヒメハブはちらほら出てました。奄美のヒメハブは沖縄のやつらと違ってかっこいいんですよ。なんつーかスタイリッシュ。垢抜けている。模様が綺麗。というけで、次はもっとヒメハブみて色んなバリエーション撮りたいですね。P1070661 P1070792 P1070817

最後の個体なんか顔付がヌママムシチック。「ハブの棲む島」ではパターンレスのヒメハブの写真なんか載ってたんで、次はそういった個体を見てみたいっすね。P1070798

そして最後は残念な死体。ヒャンでございます。轢かれて1時間も経ってないんじゃないかな?悪路で脱輪している間に惹かれていたと考えると非常に歯痒い思いでしたよ。

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IN トカラ2

P1070343 トカラといえばもうひとつ。最近新たに分割されたヤモリの仲間が有名ですね。おさしんは宝島固有種のタカラヤモリ。何故か隣の小宝島には奄美大島にも分布するアマミヤモリしか居ないという不思議な地域。行く前はアマミヤモリとタカラヤモリは似てんだろうな~と思ってましたが、現物を見てタカラヤモリのエキゾティックさにズガーンとやられましたね。P1070047

続いてアオヘビ。宝・小宝島には蛇はトカラハブとリュウキュウアオヘビ、そしてブラーミニメクラヘビしか居ないんですが、まぁどれも見つけるのは簡単です。アオヘビは体サイズが奄美や沖縄のものと有意に異なっており、ちっこいです。色彩もなんか地味なかんじで、今回小さめの個体も見られたんですが、かなり模様が入っており、沖縄のものとは異質な感じでした。この写真はやらせじゃなく、樹上に居た本種を撮影したものですが、木に登ってもミミズはおるまいに。P1070517

夜の写真ばかりなので昼のお写真。オオシマトカゲはサイズがでかい!この個体はまぁ普通な感じのプレスティヲドンですが、巨頭化したオスなんかも結構居て、キシノウエトカゲを髣髴させる存在感をかもします。そうそう、丁度この時期にどうもショップの間で宝島産の爬虫類が流通していたようですが、ワタクシはそれには一切関わっておりません。こういう記事を書くと誤解する方がおられましょうから、一応記しておきます。

 個体数が保たれている種に限り、ある程度の数の国産爬虫類の商業流通はそれ程悪い事だとは思いませんが、アオヘビの様に実質長期飼育が不可能な種まで採集して販売する姿勢には少々疑問を感じます。そうまでして入荷せんでいいやろと思うんですがどうでなんでしょうかねぇ。それと採集場所が島嶼であった場合、業者の方にもある程度のモラルを持つ事とそうした環境での生物学に関する勉強をしていただいてもらえるとありがたいと思いますね。P1070236

昼といえば、丁度この時期は鳥の渡りの時期らしくワラワラいました。写真のサギ類なんかそれこそそこらへんにいて、アカガシラサギなぞも見れました。他にはツバメチドリとかヤマシギとか。僕は鳥屋じゃないんでそこまで鳥は詳しくないんですが、この時期この島は鳥屋にとっても中々面白いんじゃないかなぁと思います。P1060746

この個体は鳥屋の知り合いとあーだこーだ言ってただのヤマシギだろうということで。この後奄美大島にも行ったんですが、そこではまぁ多分アマミヤマシギを目撃しました。P1070616

最後は本業のエラブウミヘビ。トカラの海は波が強く、急に深くなるので危ないちゃ危ない海でした。そして鮫もそれなりにいるらしく、もう夜なんて泳げませんでしたよ。P1070642

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IN トカラ1

P1070084 先月は月の半分ずーっとトカラにおりました。ほとんどは海に出かけていたんですが、まぁ時間のある時は陸のおさしんも撮っているので、ダダダっと載せます。

まずはトカラの代表・トカラハブ。写真は白ハブばかりなんですが、黒ハブもいるのはいたんですよ。でも、まぁ諸事情で写真が撮れなかったんですね。おもくそかっこよかったのに残念至極ですよ。次行った時は飽きるほど撮ってやる。P1060973 P1070152 P1070415

木の上の写真が多いのは、実際この時期渡りの小鳥を狙ってほとんどのハブは木の上で待機しています。胃内容を調査するとキビタキが3羽も出てきたり。ちっこいやつはヤモリを狙って、これも樹上を徘徊してます。次の写真は偶然宝島でタカラヤモリを捕食中の幼蛇に遭遇したものを撮りますた。P1070292

P1070269 P1070456 P1070510

で、撮影していて思ったんですが、トカラハブってよく本に「ハブより性質は穏やか」みたいなことが書かれているじゃないですか。でも、実際接してみてもどこが穏やかかわかりゃしない。ガンガンアタックしてきますがな。これなら沖縄産のハブの方がずっと大人しいですよ。とりあえずサキシマハブよりは攻撃の頻度が高いですし、リーチも長い。毒性は確かに低いでしょうが、かまれたくねぇすもんね。といいつつ接写するんですが。P1070021 P1070030 P1070031

夜の森を徘徊してると実に多くの鳥が寝ているわけですが、急に足元から威嚇してきたのはこの方、たぶんズグロミゾゴイ。この状態でミゾゴイとの区別はつきにくかったんですが、まぁミゾゴイですかね。こんな威嚇するなんて驚きですよ。なんかメリケンのマペットみたい。

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2008年4月 9日 (水)

西表

西表で撮った写真いくつかP1050730

P1050731

薮を進んでいるとセマルハコガメ。すぐさま頭を引っ込めるが20分ほど待っていればソロソロと頭を出す。頭を出せばスタコラ走り去ってしまうが。

P1050900

そしてキシノウエトカゲ。ガサガサとはしっこく音を立ててトタンの下に逃げ込むが、今度は30分ばかし凝としていたらバスキングに出てきた。にしても撮れた写真が2枚のみ。石ころぼうしが真剣に欲しい。

 

P1050742 P1060136 P1060144

DOR3連発。西表では意図的に蛇を轢く傾向がある。ハブに対する恐怖からきているので、致し方ない部分もあろうが、無毒蛇もなんでもおかまいなしというのはいかがなものか。P1050952

ハブといえどもここ西表ではそれ程脅威を与えていないわけだし、いくら轢いたとしてもハブの咬症の予防策にはなりはしない。このハブなぞ中途半端に轢かれてじつに哀れ。

P1050988

やはり生きている姿を見てこそサキシマハブP1060057

海にはコブラ科のウミヘビたちが泳いでいる。写真はクロガシラウミヘビ。こちらがちょっかいをかけぬ限りそう危険でもない蛇だが、その一咬みは容易に大人一人を殺せる。P1060011 P1060024

牧歌的にカエルなぞ。

ヤエヤマハラブチとアイフィンガーガエル。この日はたまたま写真家の前田憲男さんと一緒にカエル探し。氏もこのアイフィンを撮っていたが、どんな素敵な写真に仕上がっているだろう。

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2008年4月 5日 (土)

ごちゃまぜ

今まで八重山で調査してました。まぁそんときの写真は後ほどにするとしまして、ちょい前に撮った写真ゴチャゴチャ。

P1050540 さきしままだらー。素敵っしょ。腹板が白抜けー。まぁそれ程珍しくは無いんですが、やっぱコレ見つけると嬉しくなるちー。P1050351

クックツリーとアマゾンツリーP1050353

でかくてオレンジがアマゾンで、ちっこくて地味なのがクック。研究者によっては別種扱いですが、亜種レベルの分類で十分な気が。クックを見分ける点としては体鱗列数、腹板数がありますが、体色に関してもどうもクックではオレンジとか赤とかの色は無いようで、色付きのものが「クック」として販売されてた場合はおそらくアマゾンでしょう。P1040747

トッケイ雌。なんかもうヤモリに見えない。こうして撮影しててしこたま噛まれて出血。やっぱヤモリじゃねえ。P1040745

ちなみにこいつは片目が見えへん。まぁ捕食とかには問題ないようですが。P1020680

最後はコケウツボ。餌食うようになってもうビュンビュン泳ぐし、バクバク喰らう。陽気なお魚だったのね。

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2008年3月23日 (日)

美しい

P1040502

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2008年3月20日 (木)

セーダーカー

P1050262 最近イワサキセダカを預かって飼っています。カタツムリとの共進化の研究をしている人に送る予定ですが、いまんとこうちのこ。実際セダカって飼いやすいですな。

来たその日にマイマイ食ってましたし。餌食いに関しては、他のセダカもそうですがPareas属って良好です。

沖縄にはそれこそ溢れるマイマイ資源ですが、内地ならば冬季なんかはちょっと厳しいかもしれません。P1050275

見た感じイヌバオオガシラBoiga cynodonに超似てますね。Boigaの輸入が実質不可能な現在、見た目に限っては代替種って感じ。属は違いますがエダセタカ飼いたくなった。P1050277

しかし、思ったほど下顎は細くない。もっとシュッとなってると思ってましたが、案外幅広い。

P1050302

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2008年3月18日 (火)

フラッシュ

P1050133 久々にフィールドおさしん。

生意気にも外部ストロボを買ってみたわけですよ。で、写真を撮ったわけですが、ダメダメですよ。ほとんどがまっちろ。純正を買わなかったのもあるんですが、マニュアルで使いこなせていない自分が悪いんですよ。

おかげで折角いい感じに居てくれたイシカワの瞳もあれよあれよと小さくなり…P1050147

もういっちょ落ち葉の溜りに落ちていた個体は猫背になって。てかこの個体妙に痩せこけてますねぇ。P1050187

というわけでアオヘビをいつものマグライト撮りしてやりましたよ。P1050241

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2008年3月 5日 (水)

アルバーティスの親戚は

P1040621 最近パイソンの全体的な系統関係を扱った論文が出ましたが、それによるとどうもアルバーティスパイソンLeiopython albertisiiはリングパイソンBothrochilus boaと非常に近しい関係になるようですね。この論文ではミトコンドリアDNAの4領域を対象にまぁいろいろな系統樹構築法を用いてまして、それでもこの両種は姉妹群を形成するという事で著者らも

「Our data
strongly support the use of a single generic name
(Bothrochilus) for this species pair」

といってます。このスピーシーズペアというのは勿論アルバーティスとリングで、将来的にはアルバーティスの学名はBothrochilusになるかもしれません。過去の形態形質を対象に行なわれた研究でもわりかしこの2種は近く、特にアルバーティスがLiasisと呼ばれていたのは遥か過去の産物なので、今後はこの属名が使われることは無いでしょう。

昔からリングは飼ってみたい高嶺の花的ヘビだったんですが、こんなん読むとますます実物を手にとって見たくなるじゃありませんか。欲しいなぁリング。

Python phylogenetics: inference from morphology and
mitochondrial DNA(2008)
LESLEY H. RAWLINGS, DANIEL L. RABOSKY,STEPHEN C. DONNELLAN and
MARK N. HUTCHINSON

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